解説・書評

梨木香歩さんの解説、書評など


「ここに物語が」

文庫本:新潮社(2024年5月29日発売予定)
📱電子書籍:新潮社(2021年10月29日配信)
単行本:新潮社(2021年10月30日発行)



本と物語をめぐるエッセイ

これまで多種多様な書籍や雑誌などに書き綴ってきた、解説や書評、エッセイなどを集めた作品集


伝えたい一冊

『失われた手仕事の思想』――新しい時代へ覚悟を迫る
『少年長編叙情詩 ハテルマ シキナ―よみがえりの島・波照間―』――もうひとつの沖縄戦
『辰巳芳子の旬を味わう―いのちを養う家庭料理―』――社会をも支える、底力ある言葉で
『武士の娘』――アメリカへ渡った武士の娘
『新版 家の神』――新しい時代の「家の神」
『若き詩人への手紙 若き女性への手紙』――祈りの言葉のように
『笑いの治癒力 II―ユーモアと死と癒し』――人生を豊かにする笑い
『二十歳の原点』――若い頃の情熱
『おばあさんになるなんて』神沢利子著――人間としてのふくらみに必要なもの
『海からの贈りもの』――深い内省に貫かれた言葉
『サンタクロースっているんでしょうか?』――本当のクリスマスへ

初出:「なごみ」2002年1月~12月 淡交社

今週の本棚

正面から向き合う
アジアの児童文学
混じり合う屋敷の内と外
女性が戦いをどう歌ってきたか
〈死〉を考える言葉
モラトリアム増殖の意味
変化する細胞
静かな〈関心と熱〉の持続
暮らしの変化と〈伝える〉意志

初出:「毎日新聞」2005年4月~2006年3月

愛書日記

詩情と思索のアウトドア
懐かしい絵はがき
心の指南役としての「実用」
宝石箱の中の財産
残したいサハリンの草花
秋の夜の読書
土と暮らす生活
「移動する」ということ
凄まじきもの
本体より繋ぎ目が魅力
歩いて五感で作る「地図」
痛みを受信する

初出:「読売新聞」2005年4月24日~2006年3月26日
✅一部題名変更および削除

マンスリー・ブックマーク

14歳!何はともあれその眩さ!
 『頭のうちどころが悪かった熊の話』安東みきえ
 『14歳の本棚 部活学園編』北上次郎編
世界が全く違って感じられる
 『ふたりきりの戦争』ヘルマン・シュルツ
 『テロル』ヤスミナ・カドラ

初出:「朝日新聞」2007年4月8日、5月6日
✅一部削除

子どもの本三冊

『ハテルマ シキナ』桜井信夫著/津田櫓冬画 かど創房
『あらしの前』ドラ・ド・ヨング作/吉野源三郎訳 岩波書店
『幽霊を見た10の話』フィリパ・ピアス作/高杉一郎訳 岩波書店

『子どもに読んでほしい84冊』編集局編 東京新聞出版局(2004年9月発行)
初出:「東京新聞」2002年7月17日、24日、31日

一瞬の火のような物語

「火の恋」加藤幸子『心ヲナクセ、体ヲ残セ』所収
「島」アリステア・マクラウド『記憶に残っていること』所収

初出:「PHP」2008年11月号 PHP研究所

小学生の頃、読んだ本

『木かげの家の小人たち』いぬいとみこ著/吉井忠画
『罪と罰』ドストエフスキー著/工藤精一郎訳
『てのひら島はどこにある』佐藤さとる著/池田仙三郎画

初出:「フィガロジャポン」2017年12月号 CCCメディアハウス


II

小さな人たちのいる場所

映画「借りぐらしのアリエッティ」

『スタジオジブリ絵コンテ全集17 借りぐらしのアリエッティ』月報 徳間書店(2010年7月発行)
初出:映画パンフレット「借りぐらしのアリエッティ」東宝(2010年7月発行)

「曲り角のさきにあるもの」を信じる

文庫解説
『アンのゆりかご―村岡花子の生涯』村岡恵理 新潮社(2011年9月発行)

不可抗力の魔術

記憶に残る美味しい情景
 ゴールズワージー『林檎の樹』

初出:「小説すばる」2006年10月号 集英社

「あり得ないもの」の在る「日常」と

文庫解説
『いつも通りの日々』早川司寿乃 ポプラ社(2009年11月発行)

緩急を得た片づけの妙

 幸田文『流れる』

文藝別冊「幸田文」増補新版 河出書房新社(2014年6月発行)
初出:「新潮別冊」2005年1月1日号 新潮社

「狂熱」の行方――片山廣子の場合

解説
『新編 燈火節』片山廣子 月曜社(2007年12月発行)

勤勉と受容――二軒の家をめぐって

解説
『百年の孤独』ガルシア=マルケス/鼓直訳 新潮社(2006年12月発行)

ユートピアは存在する

ガルシア=マルケス『ぼくはスピーチをするために来たのではありません』

初出:「波」2014年5月号 新潮社

ハンセン病と自由について

特集「自由」って何?

初出:「鬼ヶ島通信」70+5号 鬼ヶ島通信社(2020年11月発行)

『アナグマ国へ』

解説(前説は書き下ろし)
『アナグマ国へ』パトリック・バーカム/倉光星燈訳 新潮社(2021年1月発行)

バオバブのある風景 記憶を紐解く

映画「バオバブの記憶」

初出:映画パンフレット ポレポレタイムス(2009年3月発行)

まとめ上げ、醸し、解体する

 加藤幸子『家のロマンス』

初出:「波」2006年12月号 新潮社

生命をかたちづくる皮膚

 傳田光洋『皮膚感覚と人間のこころ』

初出:「波」2013年2月号 新潮社

詩が伝わる歓び

 井坂洋子『詩はあなたの隣にいる』

初出:「ちくま」2015年2月号 筑摩書房

真昼の星々への旅

 水越武『真昼の星への旅』

初出:「波」2015年4月号 新潮社

書苑周遊 新刊この一冊

 『ヴェネツィアのチャイナローズ』アンドレア・ディ・ロビラント著/堤けいこ訳

初出:「中央公論」2015年8月号 中央公論新社

 『アルカイダから古文書を守った図書館員』ジョシュア・ハマー著/梶山あゆみ訳

初出:「中央公論」2017年9月号 中央公論新社

自らを映し出す暗渠

 本田創、高山英男、吉村生、三土たつお『はじめての暗渠散歩――水のない水辺をあるく』

初出:「ちくま」2017年12月号 筑摩書房

存在の深みへ向かう旅

 鷲尾和彦写真集『To the Sea』

初出:「産経新聞」2015年1月11日

私の好きなクレスト・ブックス

 グレアム・スウィフト『ウォーターランド』

初出:「波」2007年9月号 新潮社


III

今読む名作・話題作

  ジェイン・オースティン『分別と多感』
  E・ネズビット『若草の祈り』
  吉野せい『洟をたらした神』
  ジョー・シンプソン『死のクレバス』
  和田稔『わだつみのこえ消えることなく』

初出:しんぶん赤旗 日曜版(2021年4月4日号、7月4日号、8月1日号、9月5日号、5月2日・9日合併号、6月6日号)

和田稔さんのこと――群れにいると見えないこと


初出:「サンデー毎日」連載『新・炉辺の風おと』10~12回(2021年6月20日号、6月27日号、7月4日号)毎日新聞出版

「その矢じるしの先っぽは、きみたちの国だよ」

文庫解説
『コロボックルの世界へ』佐藤さとる監修 講談社(2015年11月発行)
『だれも知らない小さな国』佐藤さとる 講談社(2010年11月発行)

気づかぬままで

佐藤さとる展に寄せて

初出:「神奈川近代文学館」153号 神奈川文学振興会(2021年7月発行)

「静の成熟」と「明治の精神」

月報
『定本 漱石全集 第九巻 心』夏目金之助 岩波書店(2017年8月発行)

親密な関心の寄せ方

 夏目漱石『文鳥』

初出:別冊太陽 日本のこころ231「夏目漱石の世界」平凡社(2015年8月発行)

『サリー・ジョーンズの伝説』

どんな絵本を読んできた?

『どんな絵本を読んできた?』編集部編 平凡社(2017年8月発行)
初出:「こころ」Vol.32 平凡社(2016年8月発行)

北志向について

場所の力 言葉の種

初出:「すばる」2012年9月号 集英社

「ひとがた」のバランス

初出:国立文楽劇場 第129回文楽公演 解説書 日本芸術文化振興会(2013年1月発行)

村尾嘉陵『江戸近郊道しるべ』

初出:「東洋文庫通信」私のオススメの一冊 平凡社(2016年3月発行)

よい航海を!――作家と絵本

新たな陸地を目指す創作者の方へ
『絵本の冒険』小野明編 フィルムアート社(2018年6月発行)


IV

「犯しがたさ」と「里山脳」

特集 日本人の自然観・死生観

初出:「ひらく」2号 エイアンドエフ(2019年11月発行)

金子文子『何が私をこうさせたか』

初出:「中央公論」2019年6月号 中央公論新社

『完全版 チェルノブイリの祈り』

解説
『完全版 チェルノブイリの祈り』スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ/松本妙子訳 岩波書店(2021年2月発行)

「コヴィッド―19人」として

特集 コロナ後の人生哲学

初出:「ひらく」5号 エイアンドエフ(2021年6月発行)

遠くへ! 遠くへ!

『わたしたちのたねまき』訳者あとがき
『わたしたちのたねまき』キャスリン・O・ガルブレイス作/ウェンディ・アンダスン・ハルパリン絵/梨木香歩訳 のら書店(2017年10月10日発行)

蛇の末娘

創る者も読む者も、人は人生のそのときどき、大小様々な物語に付き添われ、支えられしながら一生をまっとうする。

初出:「図書」2021年7月号 岩波書店


物語のものがたり

単行本:岩波書店(2021年3月16日発行)



児童文学関連の解説、エッセイ、鼎談などをまとめた作品集


Ⅰ『秘密の花園』ノート

『秘密の花園』ノート

初出:ブックレット 岩波書店(2010年1月8日発行)

『秘密の花園』の世界を案内

誰からも愛されることなく育ったメアリはインドで両親を亡くし、英国ヨークシャーの大きな屋敷に住む叔父に引き取られた。そこで病弱な従兄弟のコリン、動物と話ができるディコンに出会う。3人は長いあいだ誰も足を踏み入れたことのなかった「秘密の庭」を見つけ、その再生に熱中していく。打ち捨てられた「庭」を「花園」へと甦らせたのは、生きる力だった。

Ⅱ 物語の場所

「ほろびゆくもの」の行方―アリエッティの髪留め

初出:文庫本「ジブリの教科書16 借りぐらしのアリエッティ」スタジオジブリ編 文藝春秋(2014年6月発行)
映画「借りぐらしのアリエッティ」ナビゲーター
💬初出には梨木さんが選んだ名場面のコメントあり

木かげの家の小人たち

初出:単行本「児童文学の魅力 いま読む100冊・日本編」日本児童文学者協会編 文溪堂(1998年5月発行)
「木かげの家の小人たち」いぬいとみこ著

「深く関わっていける」資質

初出:文庫本「プーと私」石井桃子著 河出書房新社(2018年4月発行)
解説
🔗Web河出

いとしのクレメンタイン、いとしのエリザベス

初出:「yom yom」vol.7 新潮社(2008年6月発行)
「赤毛のアン」シリーズ

「赤毛のアン」の現在

初出:文庫本「こんにちは アン(下)」バッジ・ウィルソン著/宇佐川晶子訳 新潮社(2008年7月発行)
解説

ナチュラリストの描く森

初出:文庫本「リンバロストの乙女(下)」ジーン・ポーター著/村岡花子訳 河出書房新社(2014年8月発行)
解説

うかつには読めない

初出:「MOE」1996年5月号 白泉社
「不思議の国のアリス」

ビアトリクス・ポターと湖水地方、そして「青い服のウサギ」

初出:「ミセス」2016年9月号 文化出版局
ピーターラビットの故郷 イギリス・湖水地方へ
絵本作家、ビアトリクス・ポターと物語の舞台を訪ねる旅

座談会 物語をめぐって(鶴見俊輔・別役実・梨木香歩)

初出:「母の友」2003年9月号 福音館書店
再録:「母の友」2016年2月号 福音館書店
2003年5月20日、京都・法然院にて
💬初出には座談会参加者の写真あり

物語のものがたり―あとがきにかえて





その他

🎦映画「ちゃわんやのはなし―四百年の旅人―」

otokoto
コメント(2024年4月11日)


「牧野富太郎と、山」解説
私塾人、牧野富太郎の歩み方

📖「牧野富太郎と、山」牧野富太郎著 山と溪谷社(2023年3月発行)


🎦映画「百姓の百の声」

映画『百姓の百の声』制作秘話⑤農外の人たちへアピール
「現代農業」2023年1月号 農山漁村文化協会


人生探検の旅 後押し

「クマのプーさん」展(上)
中日新聞(朝刊)2022年10月20日


「森のなかを行こう」 詩と解説

📖「百町森のうた クマのプーさん展公式図録」安達まみ監修 ブルーシープ(2022年9月発行)
✅「クマのプーさん展」会場展示、及び図録の寄稿文


「戦争と児童文学」繁内理恵著 書評

「しんぶん赤旗日曜版」2022年6月26日号


「少年時代 〜飛行機雲はるか〜」解説
継承されていく大将の器 ─日本の路地に、走り回る子どもたちがいた頃─

📖「少年時代 〜飛行機雲はるか〜」塩野米松著 理論社(2022年3月発行)


静かな一人の夜、読むことと飲むことと人生と

のむよむ。家飲み派のためのブックガイド vol.42
「dancyu」2022年3月号 プレジデント社


「レニーとマーゴで100歳」書評
レニーは百年を生きた

「波」2022年2月号 新潮社
📖「レニーとマーゴで100歳」マリアンヌ・クローニン著/村松潔訳 新潮社(2022年1月発行)


🎦映画「やすらぎの森」
森が炎を解毒するような死と再生の静かな時間。

「フィガロジャポン」2021年7月号 CCCメディアハウス


🎦映画「やすらぎの森」

コメント(2021年)


「やかまし村はいつもにぎやか」(選評)

「岩波少年文庫のあゆみ 1950-2020」若菜晃子編著 岩波書店(2021年3月発行)
初出:岩波少年文庫創刊60年記念小冊子「昔も、今も、そして、これからも。」岩波書店(2010年初夏発行)


「鬼は逃げる」帯文

📖「鬼は逃げる」ウチダゴウ著 三輪舎(2020年12月発行)
三輪舎


「Station」解説
人生が集約されている

📖「Station」鷲尾和彦写真集 夕書房(2020年6月発行)栞
1枚1枚に、人生が集約されている。
そして人生はまた、1枚の写真へ収斂されていく。


「ほどくよ どっこい ほころべ よいしょ」帯文

📖「ほどくよ どっこい ほころべ よいしょ 暗闇へ梢をのばす くにつくり 百姓は想う 天と地との間にて」伊藤晃著 自然食通信社(2020年3月発行)
自然食通信社


🎦映画「恐竜が教えてくれたこと」

コメント(2020年)


「マッちゃん84歳 人生店じまいはムズカシイ」コメント

📖「マッちゃん84歳 人生店じまいはムズカシイ」沼野正子著 岩波書店(2019年12月発行)
たねをまく


「八月のひかり」コメント

📖「八月のひかり」中島信子著 汐文社(2019年7月発行)
汐文社


🎦映画「幸福なラザロ」

コメント(2019年)


本はまた、人と人との間で深まっていく(選評)

honto ブックツリー
「美しき小さな雑草の花図鑑」
「おじいちゃんの小さかったとき」
「ぼくは、かいぶつになりたくないのに」
「人間を信じる」
「すべての見えない光」


森に生まれ育った子どもたち(選評)

honto ブックツリー
「岸辺のヤービ」
「古森のひみつ」
「やかまし村はいつもにぎやか」
「なかないで、毒きのこちゃん 森のむすめカテジナのはなし」
「ビキン川のほとりで 沿海州ウデヘ人の少年時代」


🎦映画「たちあがる女」

コメント(2019年)


🎦映画「馬を放つ」

コメント(2018年)


「満月の娘たち」帯文

📖「満月の娘たち」安東みきえ著 講談社(2017年12月発行)
講談社


🎦映画「ぼくと魔法の言葉たち」

コメント(2017年)


漱石のbearingから滲むもの

岩波書店「漱石全集」内容案内冊子(PDF)


「てのひら島はどこにある」帯文

新装版:「てのひら島はどこにある」佐藤さとる作 理論社(2016年2月発行)


「遠国の春」帯文

📖「遠国の春」奥西峻介著 岩波書店(2015年12月発行)

「フランドルの四季暦」帯文

📖「フランドルの四季暦」マリ・ゲヴェルス著/宮林寛訳 河出書房新社(2015年11月発行)
岡本デザイン室


「山怪 山人が語る不思議な話」書評
謎を守護する


「母の友」2015年11月号 福音館書店
📖「山怪 山人が語る不思議な話」田中康弘著 山と渓谷社(2015年6月発行)


🎦映画「バードピープル」

コメント(2015年)
自由に空を飛ぶスズメの視点を持つことは、もしかしたら誰にでも可能なのではないか、ほんのちょっとの想像力があれば。
旅立ち、出発、離陸。人生が交差する一瞬を、水彩のように描き止めた映画だ。深くて淡くてうつくしい。


「子供時代」書評
リューシャとヴォーヴァがここにいた

「波」2015年7月号 新潮社
📖「子供時代」リュドミラ・ウリツカヤ著/沼野恭子訳 新潮社(2015年6月発行)


🎦映画「なまいきチョルベンと水夫さん」
命輝く日々在りて

「VOGUE JAPAN」2014年9月号 コンデナスト・パブリケーションズ・ジャパン


今、子どもに読ませたい本(選評)

「ミセス」2014年5月号 文化出版局

「きこえる?」はいじまのぶひこ作
「クレヨンマジック」舟崎克彦作
「しきぶとんさん、かけぶとんさん、まくらさん」高野文子作
「こぐまのくうちゃん」あまんきみこ作


📖「星を賣る店」クラフト・エヴィング商會著 平凡社(2014年1月発行)

貴商會お取り扱いの品々は
一、機能性高く、
二、無駄なくゆとりあり、
三、手触り質実。
よって永く愛用したいもの数知れず。
展覧会を楽しみにする次第です。


とっておきの1冊(選評)

「新刊ニュース」2013年11月号 トーハン
📖「ソーシャルワーカーという仕事」宮本節子著 筑摩書房(2013年2月発行)
贈りたい人と贈りたい理由
人間不信に陥っている方
ソーシャルワーカーという仕事を著者自身の体験から語る。読み進むうち、人間性本来への信頼がよみがえる心地がします。


🎦映画「ハンナ・アーレント」

コメント(2013年)


「言葉の流星群」解説
流星を捉えて放つ

📖「言葉の流星群」池澤夏樹著 角川書店(2013年8月発行)


「加藤幸子自選作品集 第4巻」(月報)解説
難問解決への重要な鍵

📖「加藤幸子自選作品集 第4巻」加藤幸子著 未知谷(2013年2月発行)


「天のシーソー」解説
譲れぬ一線を、死守しつつ生きる

📖「天のシーソー」安東みきえ著 ポプラ社(2012年8月発行)


河野裕子のボキャブラリー(評論)
発見する力

「短歌」2012年8月号 角川学芸出版


わたしの一冊
光を求める生命の力(選評)

福音館文庫創刊10周年記念小冊子 福音館書店(2012年6月発行)
「秘密の花園」F.H.バーネット作


「私の部屋のポプリ」解説
「かぐわしさ」という文化

📖「私の部屋のポプリ」熊井明子著 河出書房新社(2012年1月発行)


「夜中にジャムを煮る」解説
五感の閉じ方・開き方

📖「夜中にジャムを煮る」平松洋子著 新潮社(2011年12月発行)
✅初出は『不思議な羅針盤』


「ムーミンのふたつの顔」解説
孤独と自由の成熟度を測る

📖「ムーミンのふたつの顔」冨原眞弓著 筑摩書房(2011年1月発行)


🎦映画「祝の島」

コメント(2010年)


🎦映画「赤毛のアン~グリーンゲーブルズへの道」
可視化する行間

「赤毛のアン~グリーンゲーブルズへの道」 劇場公開記念小冊子(2010年7月発行)


わたしの好きな少年文庫
子どもたちは楽しいことを見つける天才!(選評)

岩波少年文庫創刊60年記念小冊子「昔も、今も、そして、これからも。」岩波書店(2010年初夏発行)

「やかまし村はいつもにぎやか」
「たのしい川べ」
「クマのプーさん」


🎦映画「バオバブの記憶」

コメント(2009年)


「心ヲナクセ体ヲ残セ」解説
生きもののありよう

📖「心ヲナクセ体ヲ残セ」加藤幸子著 角川書店(2008年9月発行)


さあ「石井桃子の世界」へ

「朝日新聞」2008年7月18日
おはなしのくに どくしょ応援団夏休み特集
心落ち着く距離感


いつでも本はそばにいる
本を読む同志たち(選評)

単行本:「いつでも本はそばにいる」朝の読書推進協議会編 メディアパル(2003年12月発行)

子どものころ好きだった本
「てのひら島はどこにある」佐藤さとる
「木かげの家の小人たち」いぬいとみこ
「愛の妖精」ジョルジュ・サンド

子どものころ好きだった作家
佐藤さとる、小沢正


「池辺の棲家」書評
探さなければここにいる

「新潮」2004年新年特別号 新潮社
📖「池辺の棲家」加藤幸子著 講談社(2003年9月発行)


「子どもの本棚」夏休み特集
思い出に残る1冊見つけて(選評)

「朝日新聞」2003年8月1日
「てのひら島はどこにある」佐藤さとる作


「月の砂漠をさばさばと」解説
日常を守護する

📖「月の砂漠をさばさばと」北村薫著 新潮社(2002年7月発行)


今江祥智の昨日・今日・明日
「狭間」を読む(評論)

「飛ぶ教室」52号/1994秋 光村図書出版(1994年12月発行)

「大きな魚の食べっぷり」「マイ・ディア・シンサク」今江祥智作


ボストンをいま読んでみると(評論)

「飛ぶ教室」49号/1994冬 楡出版(1994年2月発行)
過去へのまなざし 欧米編
「グリーン・ノウ」の著者、ルーシー・M・ボストンについて


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