信じるものは

1993/11/30

児童書・絵本

「飛ぶ教室」 48号/1993秋 楡出版(1993年11月発行)


私はショウコが大嫌い。

麗奈は自分がクラスの中心だと思っている女の子、友達も先生もそれを意識しているが、一人だけ全くへつらわないのがショウコだ。何でも思い通りにならないと気が済まない麗奈も、夢だけはどうにもならないと自覚している。何かを探している夢を見た日、事件が起きた。先生から答案を返してもらい席に戻りかけたとき、ショウコの落とした何かが気になり足をすくわれて転んでしまった。気になって放課後、二人きりのときにそれを見せてもらう。それは、幼い二人の女の子がベットの脇でひざまずいて寝る前のお祈りをしている姿のブックマークだった。ショウコからは、夢の中で探しているものは神様じゃないかと指摘される。