椿宿の辺りに

2018/12/18

小説

連載終了



「小説トリッパー」 朝日新聞出版
第一部 2012年春号~2015年春号(2014年秋号、冬号は休載)
第二部 2017年春号~2018年冬号
最新 2018年冬号 第19回(最終回)

椿宿にある先祖の家に
―「f植物園の巣穴」から連なる物語―

皮膚研究所に勤める佐田山彦(山幸彦)は鬱と三十肩と頸椎ヘルニアで体中を痛みに襲われ、従妹の海子(海幸比子)も骨折で痛みに苦しんでいた。寝たきりの母方の祖母、早百合を見舞うと、亡くなった父方の祖父の藪彦が枕元に現れて「椿宿の稲荷に油揚げを」と口にしたという。山彦は海子から紹介された仮縫鍼灸院で治療を受け、霊感を持つ仮縫氏の双子の妹、亀子(かめし)と共に椿宿にある先祖の家へ向かうことになった。家の借り主の鮫島宙彦(宙幸彦)の母、竜子に案内してもらい、投網市にある椿宿の屋敷に到着し、歴史的建築物を調査している緒方珠子も加わり、屋敷や周囲の様子を確認して回った。その後、行方不明だった宙幸彦から手紙と資料を受け取り、歴史的背景や現状の課題が明らかになる。

  • 冬の雨
  • 従妹・海子、痛みを語る1~2
  • 祖母・早百合の来客1~2
  • 椿宿1
  • 竜宮1
  • 竜子の述懐
  • 椿宿2
  • 宙幸彦の物語1~2
  • 椿宿3
  • 潜んでいるもの
  • 先祖の家―画期的な偉業
  • 先祖の家―兄たち弟たち1~2
  • 先祖の家―塞がれた川
  • 宙幸彦の手紙1~2
  • 宙幸彦、山幸彦の手紙


関連作品
「f植物園の巣穴」